新英語教育 2016年2月号p.34-35
「高校英語の創造的な扱い方」関連ページ
平和で豊かな未来を切り開いていくために
生徒も教師も「創造的」であるということ 「言葉を考える」ということ
1. 創造的であるということ・・・マザーグースから英詩製作
国際理解の授業で、韻を踏んだ英詩を製作し、それを暗唱朗読発表するという実践を続けています。元気な生徒が深い静かな詩を書いたり、またその逆があったりと、普段の姿とのギャップが意外に楽しく、自己表現の場としても大いに盛り上がりました。(生徒が作った韻を踏んだ英詩へ)
2. たとえば「仮定法」では・・・
ブライアン・ワイルドスミスの"If I were you"という絵本は、「色彩の魔術師」と呼ばれるワイルドスミスの美しい絵本です。仮定法の定着にオススメです。
3. 多読・多読・多読
多読蔵書の語数は、英語多読研究会のSSS書評の語数一覧表などで調べました。。「連番・シリーズ名・タイトル・YL(読みやすさレベル)・総語数」は、エクセルの表をワードでタックシール印刷しました。
4. 暗唱からスピーチへ
2015年1月、大阪府立高校国際関係科の発表会「インターナショナルフェスティバル」にて、新垣勉氏の"Try to Be the Only One"やスピーチを校内予選を勝ち抜いた生徒が発表しました。
また、国際教養科2年次12月には、第二外国語(独仏西伊中韓)での暗唱大会(題材は『フランダースの犬』や『星の王子さま』など)を実施しました。「言葉」は自分の思いを伝えるためのものなので、良い文章を暗唱し、声に出すことは、とても大切な、根源的なことであると思います。
学習アプリのQuizletで暗記カードを作り、生徒が繰り返し暗唱練習できるよう工夫しています。音声を聞くことが可能です。教科書の例文や、アウンサンスーチーさんのスピーチなどを載せました。
Quizletは、小テスト前の単語練習が効果的な使い方のようです。たとえば、ターゲットなどは、ネット上に様々なものがあります。生徒は、各自スマホで音声を聞きながら、単語カードやマッチングゲームで練習できます。生徒が登録を希望すれば、クラス作成機能もあり、どの生徒がいつ、何を練習したかが把握できます。